長い目で見る
このタイトル、切れ長の目で見るって事じゃないですよ。
長期的な視野(ビジョン)で物事を捉えるって意味の方です。
これは自分の欲や主張に囚われてると
先々まで見えなくなってしまうという話です。
昔むかし・・・
ある村の農家の長男が落馬して腕を怪我してしまいました。
その父親は長老に「大変だ大変だ、息子が落馬して腕を折ってしまった!」
と駆け込んで相談しに行ったそうです。
長老は「悪かったかもしれないし、良かったかもしれない・・」
と、どっちでもない風に答えたそうです。
その父親は「長老様はなんだよ、まったく。これで農作業ができないじゃないか・・」
と言ってあきれてしまいました。
しばらくして隣の国と戦争になり、村の若者は残らず戦争に借り出されました。
なんと落馬して腕を折った息子は戦争に行かなくて済んだのです。
他にも連鎖して起こるエピソードがあるお話なのですが
割愛させて頂きますね。
この長老のように先まで見れるかは別として
目先の事に固執すると視野が狭くなってしまいがちです。
あなたにもそんな経験ありませんか?
恥ずかしながら、私は沢山あります。
仕事で利害関係がある出来事が目の前にあると
つい感情的になって恥ずかしい結果になったり。
でも時間軸を入れて事象を分析すると
結構目の前の損が得に転じることもある訳です。
なので目の前の事象は通過点と認識し
良いことは自戒の意味も込めて謙虚に
悪いことはプラスに転じる変化点と認識して
落ち着きたいものですね。