はちゃめちゃ上司①
過去において、はちゃめちゃだった上司が2人居ました。
酒絡みのだらしない2人でした。
でも、なんか憎めなかった。フフッと笑いがおきてしまうんです。
そのうちの1人を紹介します。
ある意味、勉強になりました。
その人は前の会社の上司で◯クルート出身で、伸び悩んでいた私のいた事業部に鳴り物入りで入社した方です。
入社から部長待遇です。
それだけノウハウなどが少ない若い会社なのでした。一応、上場会社でしたが…
どんなマネジメントをするのか各地域の拠点では興味の種でした。
その部長はSさんといいます。
Sさんは全国の拠点をまわって、コミュニケーションを取り、現場の声を吸い上げて、自分の考えを浸透させる目的があるようでした。
なるほど、お手並み拝見。と各地域の拠点長は思いました。
しかし、その評判も日に日に下がって行くのです。
酒絡みで。
ミーティングや営業同行が終了した夜は懇親会をしてたようでした。その場でベロベロに酔っ払うらしいのです。
酒が強いのか弱いのか。ビールをたくさん飲むようです。そして、営業所長とケンカしていくようです。
私の所にも来て、予定通りベロベロになりました。私の営業所ではケンカにはなりませんでしたが、あの酒の飲み方はケンカになってもしょうがないな。という飲み方。
挙げ句の果てに、歩いて5分のホテル泊まったのですが、酔っ払ったので迷って2時間掛けてホテルに到着したようです。その位、前後不覚になる飲み方なんです。
その夜は私の携帯に何回も着信がありました。残念ながら私も酔ってて気付きませんでしたが…
結局は事業部は纏まりませんでした。
彼を推薦した役員もフォローの為に後追いで全国行脚。
言ってることはまともですが、あの酔っ払い姿を見れば、説得力がないのです。
さて、時はリーマンショク。
かなりの売上減少になり、会社でも整理解雇をせざるを得ない時でした。
まず、本社に営業所長が呼ばれました。会議をした後に社長と面談です。
所長を振るいにかけて人員削減する理由を探してるようでした。その判断基準は社長の前で各地域の挽回、拡大戦略をプレゼンして判断されます。
私も自分なりに考えて社長にプレゼンしました。お陰さまでクビにはなりませんでしたが。
そのプレゼン前の会議はとても緊張感がありました。会社が傾くかどうかの瀬戸際だからです。
そんな席で朝一番に二日酔いのSさんは、いきなり「皆さんに朗報です。この会議の会場のビルの一階の居酒屋では今日は生ビール一杯100円です。」と言ったのです。
これには皆んな唖然として、社長までもぽかーんとしておりました。
その場で社長に叱責され、会議室から退場となりました。
なんか憎めないそのSさんは、一度退職しましたが、また復帰してました。相変わらずマイペースでやってたようです。
Sさんは風の噂ではやはり長続きせず、退職してたようです。独立して何かしているらしいです。
サラリーマンには向いてない人でしたね。他にも逸話が沢山ありましたが、ここでは書ききれないのでまたの機会にしたいと思います。
なんか憎めないんですよね。表現が下手で上手く伝えれませんでしたが、かなりのインパクトのある人でした。
また機会があれば、お酒をご一緒してみたいです。
さて、私のカレーのブログも宜しかったらご覧ください。