10年寝太郎50代で目を覚ます

地方で会社をやっている兼業主夫です。50代になってまた人生を楽しもうと決めました。苦悩の20代、家族とブラック企業勤務の30代、起業と経営と不健康、居眠りしてた40代を経て、今の幸せを掴みました。

はちゃめちゃ上司①

過去において、はちゃめちゃだった上司が2人居ました。


酒絡みのだらしない2人でした。
でも、なんか憎めなかった。フフッと笑いがおきてしまうんです。

そのうちの1人を紹介します。
ある意味、勉強になりました。

その人は前の会社の上司で◯クルート出身で、伸び悩んでいた私のいた事業部に鳴り物入りで入社した方です。

入社から部長待遇です。

それだけノウハウなどが少ない若い会社なのでした。一応、上場会社でしたが…

どんなマネジメントをするのか各地域の拠点では興味の種でした。

その部長はSさんといいます。

Sさんは全国の拠点をまわって、コミュニケーションを取り、現場の声を吸い上げて、自分の考えを浸透させる目的があるようでした。

なるほど、お手並み拝見。と各地域の拠点長は思いました。

しかし、その評判も日に日に下がって行くのです。

酒絡みで。

ミーティングや営業同行が終了した夜は懇親会をしてたようでした。その場でベロベロに酔っ払うらしいのです。

酒が強いのか弱いのか。ビールをたくさん飲むようです。そして、営業所長とケンカしていくようです。

私の所にも来て、予定通りベロベロになりました。私の営業所ではケンカにはなりませんでしたが、あの酒の飲み方はケンカになってもしょうがないな。という飲み方。

挙げ句の果てに、歩いて5分のホテル泊まったのですが、酔っ払ったので迷って2時間掛けてホテルに到着したようです。その位、前後不覚になる飲み方なんです。

その夜は私の携帯に何回も着信がありました。残念ながら私も酔ってて気付きませんでしたが…

結局は事業部は纏まりませんでした。
彼を推薦した役員もフォローの為に後追いで全国行脚。

言ってることはまともですが、あの酔っ払い姿を見れば、説得力がないのです。


さて、時はリーマンショク。
かなりの売上減少になり、会社でも整理解雇をせざるを得ない時でした。

まず、本社に営業所長が呼ばれました。会議をした後に社長と面談です。

所長を振るいにかけて人員削減する理由を探してるようでした。その判断基準は社長の前で各地域の挽回、拡大戦略をプレゼンして判断されます。

私も自分なりに考えて社長にプレゼンしました。お陰さまでクビにはなりませんでしたが。

そのプレゼン前の会議はとても緊張感がありました。会社が傾くかどうかの瀬戸際だからです。

そんな席で朝一番に二日酔いのSさんは、いきなり「皆さんに朗報です。この会議の会場のビルの一階の居酒屋では今日は生ビール一杯100円です。」と言ったのです。

これには皆んな唖然として、社長までもぽかーんとしておりました。

その場で社長に叱責され、会議室から退場となりました。

なんか憎めないそのSさんは、一度退職しましたが、また復帰してました。相変わらずマイペースでやってたようです。


Sさんは風の噂ではやはり長続きせず、退職してたようです。独立して何かしているらしいです。

サラリーマンには向いてない人でしたね。他にも逸話が沢山ありましたが、ここでは書ききれないのでまたの機会にしたいと思います。

なんか憎めないんですよね。表現が下手で上手く伝えれませんでしたが、かなりのインパクトのある人でした。

また機会があれば、お酒をご一緒してみたいです。

さて、私のカレーのブログも宜しかったらご覧ください。