10年寝太郎50代で目を覚ます

地方で会社をやっている兼業主夫です。50代になってまた人生を楽しもうと決めました。苦悩の20代、家族とブラック企業勤務の30代、起業と経営と不健康、居眠りしてた40代を経て、今の幸せを掴みました。

許す

私は自分をわがままで自己中心的な人間だと思います。でも相手の事を気にし過ぎて、わがままを我慢してストレスが溜まります。


相手の些細な事が許せなかったり、予定通りにならないと感情的になったり。まるで子供です。

少なからず誰でもあるでしょう。

でも、少し大人になったのです。

許した相手は父親。

私の車が古くなり、買い替えの必要がありました。

私の父は74歳のおじいちゃんです。でも中古車販売店で働いてます。若い頃からずっと自動車販売のディーラーで働いてたので、独立した元同僚が定年退職した父を雇ってくれたのです。

さすがに電話で会話すると何を言ってるかよく分からないし、仕事になってたか不安ですが何とか雇って貰ってたようです。

そんな父が9月の誕生日に引退するとの事でしたので、最後に父から中古車を買う事にしました。

予算と希望車種や装備などを話しましたが、会話がかみ合わずメールを送付しました。


まだ車検の9月まで期間もあるので、のんびり待ってるつもりでした。

しかし年寄りにもせっかちは居るもんで、あれよあれよと言う間にオークションで決めてしまったのです。

FAXで希望の車か内容を見ましたが、詳細までは記載されてなく電話で確認。相変わらず何を言ってるか分かりません。

でもメールで希望を言ってるから大丈夫かと勝手に期待して注文をしました。



いざ納車。


希望の安全装置がないです。

あれ?

メールで言ってた安全装置はどこ?

父に確認しましたが、どうやら無さそうです。父も気付いたようで、黙ってしまいました。

車なんでコンビニや服などを買うのとは訳が違います。

父以外の業者なら違うと言ってたかもしれません。いや、そもそも確認をちゃんとしてたと思います。
親子だからちゃんと伝わってたんだろうという勘違いというか期待。

私は年老いた父を責めたり、非難はできません。今まで家族のために一生懸命に働いてくれた父です。もう父からは車は買えないでしょう。


そんなことを考えてるうちに、もうクルマなんてどうでもよくなってきました。

そもそも父から車を買おうと決めたのは私ですし、ミスになる前に確認を怠ったのも私ですから。

その車には罪はありません。
せっかくの縁ですし、仲良くやって行こうと思ったのでした。



そう言えば、トラブルがあったときは、魂の成長ができるチャンス。と誰かが言ってました。
私も少し成長できた気になりました。
それだけでも救いですかね。

乗ってみるとなかなかいい車です。今では気に入って乗ってます。

お父さん、ありがとうございました。

さて、こちらも久しぶりのブログ更新。私のカレーのブログもご覧ください。